SUPER GT 2019

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  • Race Report

カルソニック IMPUL GT-R、8位でゴール

2019.07.04
SUPER GT Round 4 Chang SUPER GT RACE

2019年SUPER GTシリーズ第4戦は6月29~30日にタイ、ブリラムのチャーン・インターナショナル・サーキットにおいて300kmレースとして開催。カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)は、9番グリッドからスタート。序盤はロシターが一時5位まで順位を上げるも8位となりピットイン。佐々木は接触で10位まで順位を落とすも8位までリカバリーしてゴールした

第4戦の舞台は、今年で6年目の開催となるタイ内陸のブリラム市チャーン・インターナショナル・サーキット。コースはほぼフラットでコース幅も広くストレートでのパッシングもある。また大きく回り込んだタイトなコーナーも少なく、平均速度は鈴鹿とほぼ同じの高速コースである。路面は滑りやすく、日本にはなかなかないタイプのコースだが、ドライバーにはチャレンジングだと人気が高い。南国タイのサーキットだけに、気温と路温は非常に高く、また突然のスコールも起きやすい。

29日の公式予選はそれまでコースを覆っていた雲が取れて晴れに。気温33℃でセッションが始まった。Q1はロシターが担当したが、Q2に進める8位との差は0.028秒でわずかに届かずQ1で終了。9番グリッドが確定となった。またこの日のピットウォークでは、星野一義監督(72歳)とかつてのチームドライバーである松田次生(40歳)の誕生祝いが行われた。日産GTチームのドライバーや監督も集合し、カルソニックレディからプレゼントを受け取った星野監督は「まだまだ頑張ります」と笑顔で応えていた。

30日の300km、66周の決勝レースは気温33℃、路面温度48℃というコンディション。カルソニックカンセイタイランド社からもスタッフが応援に駆けつけ、星野監督もグリッド上で9位からの巻き返しを誓った。レースは15時3分にスタート。ロシターはオープニングラップで6位、翌周には5位と順位を4つ上げてそこからの活躍に期待がかかった。しかし思うようにペースは上がらず、そこからじわじわと後続に追いつかれ苦しい展開に。9周目には7位、15周目には8位へと順位を下げてしまった。そして折り返し点に近い29周でピットイン、佐々木に交代した。

佐々木は実質的な9位でコースに戻った。38周目に多重クラッシュがありその処理のためにセーフティカーが導入。隊列を組み直して各車の距離が縮まった。42周終了でセーフティカーが先頭から外れてバトルが再開された。佐々木は44周目にポジションをひとつ上げて、7位争いのグループの中でなかなか前へ出られない状況に。7位はタイヤ無交換の車両で、この車両に接触される形で佐々木は順位を2つ下げることとなった。しかしその接触を受けた車両はその後ストップし、また佐々木はファイナルラップのバックストレートで8位の車両と接触しながら、高速の4コーナー(通称:130R)でこれをかわして8位へ浮上。スタート時から順位をひとつ上げてチェッカーを受けた。

佐々木大樹

「交代してからペースは良かったのですが、前の車両にぶつけられて2つポジションを落としてしまいました。周囲とはペースも同じぐらいでなかなか抜けなかったのが歯がゆかったですが、最後のラップで1台を抜くことができました。ともかくぶつけられたことはもったいなかったです。次の富士は長いレースですが、何とか良いレースにしたいと思っています。ファンの皆さんの応援に応えられるようなレースができるよう、いろんな面を見直します」

ジェームス・ロシター

「いいスタートが切れて、9位から5位まで順位を上げるのを楽しみましたが、週末を通してクルマのバランスに少し苦労していました。シャシー面とセットアップで改善すべきことがまだたくさんあります。良いバランスをみつけるためには、富士までの数週間の間にブリヂストンと共に努力しないといけません。本当に次のレースを楽しみにしていますし、富士スピードウェイで勝利を得たいと思っています」

Race Data
  • 予選 9位 決勝 8位
  • 天候 ドライ 気温33℃ 路面温度48℃(16時)
  • ドライバー部門:佐々木大樹 / ジェームス・ロシター12位/9.5点
  • チーム部門:12位/18.5点
Chang International Circuit
  • チャーン国際サーキット

    タイ王国・ブリラム県
  • コース全長

    4.554km
  • FIA国際公認

Circuit Data

タイ東部のブリラムに2014年8月にオープンした新しいサーキット。タイのトップサッカーチーム、ブリラム・ユナイテッドの本拠地だが、そのメインスタジアムの隣に建築され、その一帯はスポーツ施設のエリアとなる。設計は世界のF1サーキットを造って来たヘルマン・ティルケが担当。1周4.554kmのコースは、1~2コーナーを抜けた後に2本の長いストレートを配しているが、このストレートの幅は広くバックマーカーのパッシングも容易。中〜後半はタイトなテクニカルセクションとしている。高低差はさほどなく、日本国内にはないようなレイアウトで、ドライバーにも人気のチャレンジングなサーキット。ただし高い気温/路温と気まぐれなスコールがレース展開を変えることも。