SUPER GT 2019

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2019.05.28
SUPER GT Round 3 SUZUKA GT 300km RACE
カルソニック IMPUL GT-R、10位でレースを終える

2019年SUPER GTシリーズ第3戦は5月25~26日に鈴鹿サーキットにおいて300kmレースとして開催。カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)は、4番グリッドからスタート。前半はロシターが一旦6位に順位を落とすも4位に戻してピットイン。しかしこのタイミングが良い結果に結びつかず佐々木は9位へ。それでも5位まで順位を上げたが、終盤のバックマーカーとの接触からラジエターを損傷しオーバーヒートにつながりマシンをストップ。10位でレースを終えた。

第3戦はグランプリコース、鈴鹿での300km。これまでの2戦は雨に翻弄されたこともあり、晴れ/ドライのコンディションに期待がかかった。しかしこの週末は5月としては異例の猛暑に見舞われ、連日30℃近い気温となり、夏真っ盛りのような天候となった。

気温31℃、路面温度48℃という15時9分。公式予選のQ1がスタートした。ロシターが早めにコースインして最後の周回で7位につけた。直後にロシターのタイムを上回った車両があり、8位ギリギリでQ1を突破。GT-R勢の中で唯一Q2へ駒を進める。Q2は佐々木が担当。残り8分の時点で真っ先にコースイン。コーナーで火花を散らしながら、さらにはシケイン手前のフルブレーキングでは床下のスキッドブロックから白煙を上げながらの鬼気迫るアタックを見せて、その時点でトップにつけた。しかしその後、佐々木のタイムを上回る車両が3台あり、佐々木のタイムは4位。これでグリッド2列目を確保した。

決勝日も気温が29℃まで達して真夏の天候に。午前中のピットウォークではチームOBのブノワ・トレルイエがピットをサプライズ訪問。星野一義監督を驚かせ、喜ばせた。またスターティンググリッドにはカルソニックカンセイの森谷弘史会長、木村裕哲副社長が星野監督を激励に訪れた。星野監督もこの位置からの巻き返しを誓った。

3万6,000人のファンで埋まった鈴鹿。52周の決勝レースは、14時38分にスタートした。ロシターは激しい3位争いを演じながら周回。しかしバックマーカーの処理に手間取り5周目のシケインでオーバーランを喫し、その間に#6 LC500に先行を許した。しかし7周目には#8 NSXをかわして再び4位へ浮上しその順位を守って周回を続けた。

17周目に130Rでクラッシュした車両がありセーフティカー(SC)が導入された。隊列が組み直され、ロシターもトップ3との距離を縮めることができた。22周完了でSCが隊列から離れバトルが再開。同時に多くの車両がピットインしてピットロードは混乱したが、ロシターは24周でピットインして佐々木に交代した。

ピット作業もミスなく佐々木はコースへ。しかし佐々木のタイヤはまだグリップせず、背後から既にピット作業を終えてタイヤも暖まった集団に飲み込まれてしまった。佐々木は4台による7位争いのグループで9位を走行。32周で全車のピット作業が終わると、佐々木のすぐ前を走行していた車両がトラブルのためにスローダウン。これで佐々木は7位へ。さらに36周目には5位の車両がスローダウン。佐々木は難なく6位まで順位を戻し、さらに昨年のチャンピオンカー、#1 NSXに追いついてピタリと背後についてチャンスを待った。佐々木は43周目のダンロップコーナーでこれをかわして5位へ。しかし45周目の2コーナーでバックマーカーに当たってしまった。

このことでラジエターを損傷しエンジンはオーバーヒート状態に。ペースが上がらず終盤の51周目に6位へ順位を落とし、さらにストレートでスローダウンしてピットロード出口にマシンを止めて万事休す。接触したことが危険行為と判定され結果に32秒が追加されたが、完走で10位という結果を得て、貴重な1ポイントを獲得した。

佐々木大樹

「バトンを抜くのに時間がかかってしまいましたし、抜いた時点では前との距離が離れてしまっていました。順位を守れれば良かったのですが、バックマーカーと当たってからは、ラジエターの水が抜けてパワーがなくなってしまい、クルマを停めました」

ジェームス・ロシター

「レースの序盤にはスピードもあって、スタートで#8 NSXにプレッシャーをかけることができました。バトルを本当に楽しみましたが、いつものように渋滞が大変でした。130Rで1台のGT300に近づきすぎたら彼が急減速したので、#6 LC500に抜かれてしまいました。でも#8 NSXを追い越すことができたので、エキサイティングで楽しかったですね。レース後半に何が悪かったのかを理解して、タイに向けて対策します。私はブリラムでの最初のGTウィナーですし、次もマシンは軽いです。5年前のようにブリラムでの勝利を勝ち取りたいですね」

Race Data
  • 予選 4位 決勝 10位
  • 天候 ドライ 気温29℃ 路面温度:39℃(スタート時14:30)
  • 観衆: 3万6,000人
  • ドライバー部門:佐々木大樹 / ジェームス・ロシター10位/6.5点
  • チーム部門:12位/12.5点
Suzuka Circuit
  • 鈴鹿サーキット

    三重県鈴鹿市
  • コース全長

    5.807km
  • FIA国際公認
    JAF国内公認

Circuit Data

1962年開業の日本を代表するサーキットのひとつで、もともとはホンダのテストコースとして準備されていた。国際レーシングコースではF1日本グランプリをはじめ各種国際/国内競技が開催されている。2009年にピット棟やグランドスタンドを中心にリニューアル。コースは1周5.807kmと国内最長で、2本のストレート、S字コーナー、ヘアピンカーブ、立体交差、ハイスピードコーナー(130R)、シケインといったさまざまな要素が各所に散りばめられている。特に重要となるのがS字コーナーで、このポイントをリズム良く走れるようなセッティングを出すことが好タイムにつながる。2006〜2017年は真夏の1000kmレースとしても開催されたが、2018年からは300kmレースとして開催。