SUPER GT 2019

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  • Race Report

2019.05.04
SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE
カルソニック IMPUL GT-R、接触を受け12位

2019年SUPER GTシリーズ第2戦は5月3~4日に富士スピードウェイにおいて500kmレースとして開催。カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)は、雨の降る中、3番グリッドからスタート。途中、雷雨が強くなりレースは一時中断するなど混乱したが、再開後も思うようにペースが上がらず苦戦。途中、ロシターと佐々木が他車にヒットされるなどしてスピンを喫したこともあり、12位でゴール。悔しい結果となった。

大雨で荒れた開幕戦・岡山で3位ゴールとまずまずの滑り出しを見せた2019年シリーズ。第2戦の舞台はゴールデンウィーク恒例の富士500km。開幕前の公式テストでは、ドライ/ウェットともトップタイムをマークし、このレースでは活躍が期待された。予選日は朝から良く晴れ渡り、まさに五月晴れ。観客も思い思いの場所に陣取り、新緑に囲まれた初夏のイベントを迎えた。

気温22℃でスタートした公式予選。Q1ではロシターが6位のタイムをマークし、難なくトップ8で争うQ2進出を果たした。Q2では佐々木が2位のタイムをマークしたが、直後にタイムを更新され3位へ。「同じGT-Rの23号車にトップを奪われてしまったのは正直悔しいですが、決勝では優勝したい」と佐々木。グリッド2列目からのスタートにも表情は明るかった。

決勝日の朝は、サーキット周辺はレースを心待ちにしていたファンやレース関係者の車両で大渋滞となり、5万6,000人のファンでスタンドは埋まった。しかし午後から天候は急転。徐々に雲が上空を覆い、決勝レース前のグリッドウォークではとうとう雨がポツポツと落ちて来た。このイベントにはカルソニックカンセイの森谷弘史会長、クリストフ・ホボCFOも来場し、大勢のスタッフと共に星野一義監督を表敬訪問し、星野監督も決勝レースでの逆転を約束して笑顔を見せた。

14時30分、降雨のためにレースはセーフティカー(SC)の先導でスタートした。2周終了でSCが隊列から離れバトル開始。佐々木は3位のポジションを守っていたが、雨脚の強くなった6周目に4位へ。さらに雨は強くなり落雷も近づいてきた。降雨量と落雷が増えてきたことから13周目にSCランとなった。さらにSC中にスピンやコースアウトを喫する車両もあり、15周で隊列が整えられた時点でレースは赤旗が掲出されて中断。ここでしばし天候が回復するのを待った。

30分ほどでレースはSC先導で再開。18周終了でバトルがスタートした。佐々木は一旦5位へ順位を落とすも、20周目のコカ・コーラコーナーで4位へ。しかし23周目には抜き返され5位となり、しばらくその位置を守っていたが30周目には6位へポジションダウン。さらに路面上の雨量が減ってきた32周目には7位、38周目には8位へとポジションダウンすることになった。その38周目から最初のピットインを済ませドライ路面用のスリックタイヤに交換する車両が出始め、佐々木も40周でピットイン。ロシターに交代し燃料補給、タイヤ交換を済ませた。

ロシターは43周目の1コーナーでまさかのスピン。ピットアウトした直後でタイヤの冷えていた車両から接触を受けてしまったのだった。ロシターは9位までドロップしたが、そこから猛然と追い上げ次の周には5位まで順位を回復。しかしそこからラップタイムが上がらず7位へ順位を落とすなど苦戦を強いられた。78周でロシターはピットイン。ここで再び佐々木に交代した。

佐々木はペースが上がらない中、我慢強い走りでポイント圏内である9位を走行。しかし91周目の1コーナーでバックマーカーから接触を受けてスピン&コースアウト。しばらく身動きが取れなくなくなったが、何とかコースへ復帰。しかし12位まで順位を落とすことになり、そしてそのままの順位でレースを終えた。

佐々木大樹

「テストではウェットコンディションでも速かったのですが、今日はウェットの時から全くバランスが悪く、ドライになっても改善されず、すべてのスティントで遅かったので、何があったのかをちゃんと見直していかないといけません。ラップタイムがいきなり2秒も3秒も遅くなるということはないので、何か原因があると思います。それをしっかり突き止めて、次の鈴鹿では頑張りたいです」

ジェームス・ロシター

「私のスティントの初めに、37号車が冷えたタイヤでピットアウトし、私の右サイドに接触して、ターン1でスピンして10秒を失いました。それでもコースに戻ったら速かったんです。誰よりもはるかに速く走りトップ5に戻ることができたので、それに非常に満足していました。でもそこからクルマのバランスに問題を抱え結構苦労しました。鈴鹿までにその原因が何だったのかを調べる必要があります」

Race Data
  • 予選 3位 決勝 12位
  • 天候:雨~曇 路面状況:ウエット~ドライ 気温:18℃/路面温度:25℃(14時)
  • 観衆: 予選 3万5,800人 / 決勝 5万6,000人
  • ドライバー部門:佐々木大樹 / ジェームス・ロシター8位/5.5点
  • チーム部門:9位/9.5点
Fuji Speedway
  • 富士スピードウェイ

    静岡県駿東郡小山町
  • コース全長

    4.563km
  • FIA国際公認

Circuit Data

1966年にオープンした半世紀の歴史を持つサーキットで、F1や世界耐久選手権、さらには国内選手権などでさまざまなドラマが演じられて来た。オープン当初の30度バンクは現在も1コーナーの外側にコースごと保存してある。05年4月にリニューアルオープンし、F1GPが開催できる最高のグレード1も取得した。基本的なコースレイアウトは以前のものを踏襲してはいるが、路面の凹凸がなくなり、ランオフエリアを広げるなど安全面も大幅に向上した。約1.5kmにもおよぶメインストレートはそのままながら、前半には高速コーナーも配し、後半のセクションは上りながらのテクニカル複合コーナーに改められた。 後半のテクニカル区間でのセッティングが重視される。2017年より富士用エアロパーツの装着は禁じられた。2019年は昨年同様第2戦が500km、第5戦が500マイル(約800km)として開催予定。